それぞれのキャリアパスとCocoliveとの出会い
中路: まずは、お二人の自己紹介からお願いします。野田さんからよろしいでしょうか?
野田: 最初は不動産ベンチャー企業で宿泊施設の開発や運営代行に携わっていました。投資家から依頼を受け、実際に建物を建てるところから、集客して販売するという一連の流れを経験しました。
その後、ホテル運営会社へ転職し、宿泊客の集客や予約を増やすためのマーケティング業務を担当していました。OTA(Online Travel Agency)と呼ばれる予約サイトへの掲載や客室料金の値付けのほか、一部Web広告の運用なども行っていました。
中路: ホテル業界では幅広い業務を担当されていたのですね。そこからなぜCocoliveに転職されたのでしょうか?
野田: ホテル業界でのマーケティングは、どうしても領域が限定されてしまうと感じていました。もっと幅広いスキルを身につけ、自分の裁量で仕事を進めたいという思いが強くなり、転職を決意しました。様々な業界を検討する中で、不動産業界のDXに興味を持ち、Cocoliveを見つけました。Cocoliveでは、カスタマーサクセスとして、クライアントの課題解決に主体的に取り組める点や、社内の勉強会などを通して成長できる環境に魅力を感じました。
中路: 成長意欲が強い野田さんにとって、Cocoliveの主体性を重んじる社風はぴったりですね。
野田: はい。Cocoliveでは、年齢や経験に関わらず、良い意見は積極的に採用されるので、日々新しい挑戦ができています。前職では、上司の承認を得るのに時間がかかり、スピード感に欠ける部分もありましたが、Cocoliveでは、自分のアイデアをすぐに実行に移せるので、とてもやりがいを感じています。
中路: 星野さんはいかがですか?
星野: 私は新卒で不動産会社に入社し、営業として3年間働いていました。主に都内の個人のお客様に対して、マンションや戸建ての売買仲介を行っていました。その後、Cocoliveに転職しました。きっかけは3つあります。1つ目は、KASIKAの使いやすさに魅力を感じたことです。直感的に操作できる点を見て、不動産営業の効率化に大きく貢献できると思いました。
中路: 不動産業界での営業経験があるからこそ、追客システムの重要性を理解されていたんですね。
星野: はい。お客様への対応や物件情報の管理など、日々の業務に追われる中で、いかに効率的に業務を進めるかが重要だと痛感していました。KASIKAは、まさにその課題を解決してくれると感じました。2つ目は、裁量権の大きさです。前職は、大手企業ということもあり、仕事の進め方がある程度決まっていましたが、Cocoliveでは、自分で考えて自由に仕事を進められる点に魅力を感じました。
中路: ベンチャー企業ならではの自由な雰囲気に惹かれたんですね。
星野: はい。Cocoliveでは、年齢や役職に関係なく、意見交換が活発に行われています。新しいアイデアを提案したり、積極的に行動したりすることで、会社に貢献できる環境があると感じました。そして3つ目は、面接で出会った社員の人柄の良さです。面接を通して、Cocoliveの社員の方々が、お客様に対して真摯に向き合い、共に成長していこうとする姿勢に感銘を受けました。
中路: 面接での出会いが、入社の決め手の一つになったんですね。
星野: はい。Cocoliveの社員は個性豊かで、それぞれが自分の強みを生かして活躍しています。面接では、社員の方々と仕事の話だけでなく、プライベートの話も交えながら、ざっくばらんに話すことができました。その中で、Cocoliveの温かい雰囲気を感じ、ここで働きたいと強く思いました。
不動産カスタマーサクセスの基本的な業務内容~顧客の成功を支援する仕事~
中路: 不動産カスタマーサクセスチームの業務内容について、詳しく教えていただけますか?
星野: はい。私たちの主な業務は、お客様の課題解決とKASIKAの活用促進です。具体的には、月に一度の定例ミーティングでお客様の状況や課題感をヒアリングし、KASIKAの活用方法をご提案しています。お客様の課題は多岐にわたりますが、例えば、追客方法の改善、業務効率化などがあります。これらの課題に対して、KASIKAをどのように活用すれば解決できるかを具体的に提案し、お客様の成功を支援しています。
中路: お客様の課題は、どのようなものが多いのでしょうか?
野田: 不動産会社様によって課題は様々ですが、共通しているのは業務効率化と成果創出です。例えば、不動産仲介会社様の場合、多くの反響を獲得できる一方で、その後の対応に手が回らないという悩みを抱えているケースが多いです。そこでKASIKAを活用することで、お客様への対応漏れを防ぎ、中長期的な関係構築を支援することができます。また、顧客ごとの過去の問い合わせ履歴の管理など顧客管理も効率化できるため、営業担当者はより多くの時間を顧客とのコミュニケーションに充てることができます。
中路: KASIKAは、不動産会社の業務効率化にどのように貢献しているのでしょうか?
星野: KASIKAは、不動産業務に必要な機能を網羅しています。顧客情報は、属性や過去の問い合わせ履歴などを記録できるため、お客様一人ひとりに合わせた対応が可能になります。さらに、メール配信機能では、テンプレートを活用した一斉配信や、顧客の行動履歴に基づいた自動配信など、様々な方法で顧客とのコミュニケーションを活性化させることができます。
中路: 自動化機能は、具体的にどのようなものがありますか?
星野: 例えば、顧客からの問い合わせに自動で返信する機能や、顧客の興味関心に合わせた物件情報を自動で配信する機能などがあります。これらの機能を活用することで、お客様は24時間365日体制で顧客対応を行うことができ、業務効率を大幅に向上させることができます。
不動産カスタマーサクセスチームでの取り組みや工夫~チームワークと個性を活かす環境~
中路: 関東圏外にお住まいの方も多く、リモートワーク中心でありながら、チームワークを育むために工夫されていることはありますか?
野田: はい。私たちは、コミュニケーションを活性化させるために、様々な取り組みを行っています。例えば、「締め会」は、様々な部署のメンバーが一同に集まる食事会です。美味しい食事を囲みながら、仕事の話からプライベートの話まで、ざっくばらんに語り合うことで、社内全体の絆を深めています。
中路: リモートであってもそのように定期的にお会いする機会があることは素敵ですね。
星野: そうですね。「締め会」では毎回新しい発見があり、良い刺激を受けています。普段はリモートワークで顔を合わせる機会が少ないメンバーとも、直接会って話をすることで、より親近感が湧き、一体感も高まります。
中路: 他にはどのような取り組みがありますか?
野田:相互理解とコミュニケーションの強化を目的に、以下の取り組みを行っています。
まず、リモートでは毎週月曜日に不動産導入チームを含めた朝会を実施しています。この朝会では、各メンバーが自身の状況や気持ちを共有することで、チーム全体の連携を深めています。
さらに、1~2か月に1度、オフラインで集まる機会を設け、直接対面での交流を図っています。この場では、現在の業務を強化するための研修も行い、スキル向上を目指しています。
メンバーとのコミュニケーションの場では、業務の話題に限らず、趣味や休日の過ごし方など、プライベートな内容も気軽に話せる貴重な機会となっています。
中路: プライベートの話をすることで、どのような効果がありますか?
野田: リモートワークですと、どうしても業務に関するコミュニケーションが中心になりがちですが、プライベートな話ができる場を設けることで、相手の人柄や価値観を知ることができます。それによって、より良い信頼関係を築くことができると考えています。
中路: なるほど、対面やオンラインに限らず、全員が集まる機会というのがとても重要な役割を果たしているんですね。
もう一つ、「ありがとうカード」という取り組みがあると聞きましたが、これはどのようなものですか?
野田: はい。月末に、チームメンバー全員に向けて感謝のメッセージを送るという取り組みです。感謝の気持ちだけでなく、具体的な行動や成果に対してお礼を伝えることを心がけています。
中路: 具体的に、どのようなことをメンバーに伝えていらっしゃるのですか?
野田: 例えば、「お客様とのコミュニケーションが丁寧で、信頼関係を築くのが上手だった」「難しい課題に対して、諦めずに解決策を見つけ出した」「チームメンバーへのサポートが素晴らしかった」など、具体的な行動や成果を挙げて感謝の気持ちを伝えています。
星野: ありがとうカードは、メンバー同士がお互いの良いところに目を向け、感謝し合う文化を育む上で、とても効果的な取り組みだと感じています。また、感謝の気持ちを言葉にすることで、自身のモチベーション向上にもつながっています。
中路: 素晴らしい取り組みですね。チームの雰囲気の良さや、メンバー同士の信頼関係の強さが伝わってきます。このようなポジティブな文化は、チーム全体の生産性向上にもつながるのではないでしょうか。
野田: そうですね。お互いを尊重し、感謝し合うことで、より良いチームワークが生まれていると感じています。また、リモートワークでも、チームメンバーとのつながりを感じることができるので、孤独感を感じることなく、安心して仕事に取り組むことができます。
今後目指す理想形~不動産業界のインフラとなるために~
中路: 今後、Cocoliveでどのようなことを目指していきたいですか?
星野: まずは、グループマネージャーとして、メンバー1人ひとりが最大限のパフォーマンスを発揮できるような環境づくりに力を入れたいです。具体的には、1対1のミーティングやフィードバックを通して、メンバーの強みや課題を把握し、それぞれに合った成長の機会を提供していきたいと考えています。また、チームメンバーの意見を積極的に聞き取り、風通しの良い環境を作ることで、チーム全体のモチベーション向上にも努めていきたいです。
中路: チームの成長は、会社全体の成長にもつながりますよね。
星野: はい。私はチームメンバー全員が自分の仕事に誇りを持ち、お客様の成功に貢献できるようなチームを目指しています。そのためには、常に新しい知識やスキルを学び、変化を恐れずに挑戦していくことが大切だと考えています。また、チームメンバー同士で協力し合い、サポートすることで、より大きな成果を上げていきたいです。
中路: 野田さんはいかがですか?
野田: 私は、KASIKAというシステムを不動産業界のインフラとなるようなプラットフォームに成長させたいと考えています。そのためには、お客様のニーズを的確に捉え、常に新しい機能やサービスを提供していく必要があります。また、不動産会社様向けのセミナーや勉強会を開催し、KASIKAの活用方法をより深く理解していただく機会を設けたいと思っています。
中路: 素晴らしいですね!KASIKAが不動産業界の未来を牽引していくことを祈っています。
野田: はい。不動産業界は、まだまだDX化が進んでいないと感じています。KASIKAを通じて、不動産業界全体の業務効率化や成果創出に貢献できるよう、日々努力していきたいです。また、お客様の声を積極的に聞き取り、より良いサービスを提供できるよう、常に改善を続けていきたいと考えています。
まとめ
Cocoliveの不動産カスタマーサクセスチームは、お客様の成功を支援するという共通の目標に向かって、日々挑戦を続けています。チームワークを大切にし、メンバー一人ひとりの個性を尊重する環境の中で、それぞれが自分の能力を最大限に発揮しています。今回のインタビューを通して、不動産業界のDXを推進するCocoliveの熱意と、不動産カスタマーサクセスチームの魅力を感じていただけたのではないでしょうか。